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2015年11月20日金曜日

12:イスタンブール出発

ただ時間がすぎ不安がつのりました。前払いした船代を返してもらい別の斡旋業者を探すことにしました。仲買人に手数料を払って見つけたのはバスラから来た信頼できるという評判の男でした。彼と交渉し操船をするという条件で自分の分の船賃は無料になりました。数日無為に待ち出発の準備が整ったという連絡がありました。今度の集合場所は別の丘でした。ミニバスが来てようやく乗ることができました。バスの運転手は窓にカーテンを引き、前の座席には金髪の女性を座らせ後ろの方にはむくつけき髭の男たちを座らせたのでした。今回も警察が現れましたがわたしたちのバスは止めらることもなく出発しました。
今回の手配のシリア人の元締めが現れ段取りの説明をしました。わたしはエンジンについて質問をしました。途中で止まってしまっては困ります。エンジンはホンダの30馬力の新品だと答えました。

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